コードの主要音(ダイアトニックコード)に合わせてVocoderをかけるのは比較的簡単にできるのですが、和音としてVocoderをかけたい場合や、ダイアトニックコードから外れる音に音程を合わせる場合は結構難しいです。DAWをStudio Oneとして、ネットでいろいろと調べたのですが、なかなか日本語で解説しているサイトがなく苦労しました。今回はその方法を解説します。
RazorでVocoder化
まずは音声ファイルをRazorに送る手順です。
- Vocoderをかける元の音声ファイルのエフェクトにReaktorを追加します。
この時、ミックスのコンソールから追加するのではなく左上の「i」を展開してそこに表示されるエフェクト欄に追加しましょう。 - Reaktorを立ち上げた後、Razor(有料)を起動します。
- RazorにはいろいろなVocoderタイプがあります。好みの音色を選びます。
- 「MONO(単音)」が選択されているケースがあります。「POLY」に変更します。
MIDI音をRazorに送る
鳴らしたい音程を入力しRazorに送る手順です。
MIDIノートのトラックを選択して、「アウト」でReaktorに切り替えます(左上の「i」が展開されている状態)
こうすることで、MIDIノートのトラックはReaktor経由で音が鳴ることになります。
こちらで完了です。
こういった処理をルーティングというらしいのですが、左上の「i」を展開することがポイントだと思います。
操作手順動画
最後に操作を録画した動画をご紹介します。
参考になったら幸いです。
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